マックスファクトリー「愛宕 重兵装ver」

今回の更新はマックスファクトリーから発売された1/8スケール艦娘「愛宕 重兵装ver」です。
重兵装verはオンラインショップ限定販売で、一般流通は腰から接続する艤装がない軽兵装verとなっています。

まずは全体から。
マックスファクトリー愛宕全体1マックスファクトリー愛宕全体2マックスファクトリー愛宕全体3
マックスファクトリー愛宕全体4マックスファクトリー愛宕全体5マックスファクトリー愛宕全体6
ポーズはゲーム中とは別のオリジナルとなっています。
はためくスカートが躍動感を醸し出していますがその為にベースとの接続が右足のみとなってしまい、艤装接続部に透明プラ棒で出来た支柱を刺す事で全体のバランスを取っています。

顔アップ。
マックスファクトリー愛宕顔1マックスファクトリー愛宕顔2
造詣も良くアイプリントも綺麗なのですが、元絵の「瞳」が大きい為に顔全体で見るとフラットな部分の面積が大きく、角度によっては「どこを見ているか判らない」といった感じの不安定さを感じるかもしれません(全体画像1枚目とか)。
とはいえ全体としての出来は決して悪くないのであまり心配する必要はないかも?

愛宕っぱい上半身と下半身。
マックスファクトリー愛宕っぱい1マックスファクトリー愛宕身体マックスファクトリー愛宕下半身
流石の胸部装甲。
塗装も綺麗で塗りムラやはみ出しも殆どありません。

お尻。
マックスファクトリー愛宕お尻1マックスファクトリー愛宕お尻2
艤装を付けた状態だとあまりよく見えませんが、艤装側の基部で取り外しが出来るので簡易軽兵装とする事も出来ます。

艤装。
マックスファクトリー愛宕艤装1マックスファクトリー愛宕艤装2マックスファクトリー愛宕艤装3
腰裏から接続する艤装パーツには三年式20.3cm連装砲3基を装備、程良くデフォルメされていますが形状は良好。
砲身は固定ですが、艤装パーツとの接続にはボールジョイントが使用されていて基部で動かす事が出来ます。
金色で塗装された錨鎖は軟質パーツですが、ここは出来れば見栄えを重視して極細チェーンを使用して欲しかったですね。

全体としては「顔を見る角度を選ぶがそれ以外は極めて良好」といったところでしょうか。
もうすぐ発売予定の「高雄 重兵装ver」も楽しみになる出来ですね。
愛宕好きな方にはお勧めです、今なら軽兵装verがかなり安くなっていますし。

次回更新は月末~来月頭にアメリカ海軍航空母艦「サラトガ」を予定。
今年のリアル艦艇模型製作依頼(予定)は今回のイベントで増えた艦を一部追加した結果、今のところ次の通り。
5月:「サラトガ」
6月:「秋津洲」「神威」
7月:「グラーフ・ツェッペリン」
8月:「飛鷹」
9月:「大鷹」「占守」「国後」
10月:「大淀(1943)」「大淀(1944)」
11月:「大井(高速輸送艦時)」
12月:「綾波」「初春」
……12月はもしかしたら追加が入るかも?
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金剛型戦艦「金剛(1942)」フルディティールアップ版

ブログ主は過去に熱射病でぶっ倒れて後遺症が残った為に自力制作はガンプラパチ組みレベルが限界で、保有しているキットはオークションで落札、或いは制作代行依頼を出して作って頂いたものとなりますことを予めお断りさせて頂きます。

今回の更新は戦艦「金剛」、1942年時の姿です。
1944年の対空兵装強化時の姿&建造経緯に関してはこちらをご覧ください。

まずは全体から。
金剛1942全体1金剛1942全体2
金剛1942全体3金剛1942全体4
1944年時と比べ対空兵装の増備が行われていない為、全体として見た場合兵装配置の密度がかなり薄い事が判ります。

艦首。
金剛1942艦首2金剛1942艦首1
1番主砲後部の真下に凹みがるのは旧副砲装備位置で、近代化改装の際に代償重量として撤去されました。

前部主砲。
金剛1942前部主砲1
14インチ主砲のシールドは「比叡」と同じく角型となっており、丸型の「榛名」「霧島」との識別点になっています。

艦橋。
金剛1942艦橋1金剛1942艦橋3
金剛1942艦橋2
建造当初の小型艦橋から鐘楼型の大型艦橋となっています。
前檣楼最上部の主砲射撃指揮所と測距儀が白く塗られているのは連合艦隊所属艦を示す塗装で、開戦後しばらくは残されていましたが防諜の為もあって程なく廃止となりました。
1944年時と比べ上部の見張所(防空指揮所)が狭い事が判ります。

中央部。
金剛1942中央部1金剛1942中央部2
高角砲は1944年時は片舷3基6門ですが、1942年時点では片舷2基4門となっています。
機銃も25mm連装機銃で、25mm三連装機銃へ換装の上大量増備した1944年時とは比べ物になりません。

飛行機作業甲板。
金剛1942飛行機作業甲板金剛1942後部
3、4番主砲の間が搭載飛行機関係のスペースとされ、九五式水上偵察機2機を搭載。
九五式水上偵察機は複葉の万能機で、九六式艦上戦闘機に匹敵すると言われた運動性能を持ち、戦闘・偵察・哨戒・弾着観測と幅広く使用された傑作機です。

艦尾。
金剛1942艦尾1金剛1942艦尾2
機銃が増備されていないので全体的にすっきりとした印象です。

「金剛」は開戦当初は南方作戦に従事、そののち真珠湾攻撃から帰投した機動部隊に合流、インド洋作戦に出撃。
このインド洋作戦は「金剛」型4隻が全て参加した唯一の作戦行動となりました。
インド洋作戦終了後、ミッドウェー海戦に第三戦隊第二小隊として「比叡」と共に攻略部隊の一員として出撃。
しかしミッドウェー海戦の敗北により敵影を見ることなく撤退しました。
ソロモン諸島を巡る戦いでは「比叡」「霧島」が分離して新規に第11戦隊を編成、「金剛」は「榛名」と共に第三戦隊を編成、ガダルカナル島ヘンダーソン飛行場に対する艦砲射撃を実施、米軍をして「飛行場を維持出来るか自信が持てない」と言わしめる大損害を与える事に成功します。
しかしこの後に第11戦隊を投入した砲撃作戦を巡って生起した第三次ソロモン海戦で「比叡」「霧島」を立て続けに喪失、妹艦のうち2隻を失う事になります。
1943年以降は機動部隊の直衛艦としてマリアナ沖海戦に参加、その後は機動部隊から離れ第一遊撃部隊第二部隊旗艦としてレイテ沖海戦に参加しました。
レイテ沖海戦ではサマール沖の追撃戦で米艦隊に対し命中弾を与え、護衛空母「ガンビア・ベイ」、駆逐艦「ホエール」、護衛駆逐艦「サミュエル・B・ロバーツ」の撃沈に貢献しました。
……しかしこの戦いにおいて「金剛」は重巡洋艦「鳥海」を誤射・行動不能に陥らせたと言われており、結果として「鳥海」を撃沈してしまった可能性があります(こちらを参照)。
レイテ沖海戦における一連の戦闘において「金剛」は至近弾を受けバルジ等が損傷、浸水被害が発生していました。
それでも生き残った「金剛」は他艦と共に本土への帰還を目指しましたが、台湾沖北方において米潜水艦「シーライオン」の雷撃を受け2発が命中、さらに護衛の駆逐艦「浦風」も雷撃を受け轟沈。
「金剛」は流石に戦艦だけあって2発の命中魚雷にも関わらず耐えていましたがレイテ沖での損傷もあって浸水が止まらず、魚雷命中より約2時間半後に転覆・沈没しました。

以上、「金剛(1942)」でした。
次回はマックスファクトリーの「愛宕」フィギュアを予定。
今月末は「サラトガ」が届く予定なので月末か来月頭にそちらを更新予定です。

ファニーナイツ「給油艦 速吸」

今回の更新はファニーナイツから発売された「給油艦 速吸」のフィギュアです。
このフィギュア、最初に発表されて予約が始まった直後に予約受付停止>原型修正の為再予約という異例の事態となった事で有名です。
最初のフィギュアは顔が妙に間延びしていて「……誰?」状態で批判殺到、早々に対応したメーカーさんの姿勢は正しかったと言えるでしょう(何故GOサインを出したのかはともかく)。
なお史実における「速吸」に関してはこちらをご覧ください。

まずはぐるっと全体から。
給油艦速吸全体1給油艦速吸全体2給油艦速吸全体3給油艦速吸全体4
給油艦速吸全体5給油艦速吸全体6給油艦速吸全体7
運動部のマネージャーと言われる本人の姿、給油艦としての艤装品再限度はどちらも高く、原型修正をしただけの事はあります。
以前紹介したAMAKUNIの「榛名改二」並みのミニスカートですが、艤装品もあいまって防御力は段違いあっちは戦艦なのに……
ベースへの接続が右足のみで左足が若干浮いており、真横から見た場合ちょっと前傾姿勢なことと合わせて夏場の変形が僅かな不安点でしょうか。
いずれにせよ造形・塗装のレベルは高いレベルで纏まっていると思います。

上半身。
給油艦速吸上半身2
服のファスナーですが、1mmに満たない幅なのに細部まできちんと再現されています。
表情も悪くないのですが、唯一口の塗装が単調なところが若干気にかかります。

下半身。
給油艦速吸下半身1給油艦速吸下半身2
股下何センチなんだ、と突っ込みを入れたくなるレベルのミニスカートですが、前傾姿勢と相まって前から見た限りでは中身は全く見えなくなっています。
靴は前から見ると普通のローファーですが、踵側のみ艤装の一部が付いていて艦娘らしさが表現されています。

艤装その1。
給油艦速吸艤装1
左肩から提げている艦体を模した艤装には木箱と高角砲、煙突、吸気筒(キセル上のもの)が配置されています。
高角砲は前後共に旋回可能です。

艤装その2。
給油艦速吸艤装2給油艦速吸艤装3給油艦速吸艤装6
背中に装備しているのは給油タンクですが、本来艦内に設置されているものです。
ベースは野球場などで使われている、ビールの売り子さんが背負っているタンクでしょうか。
このタンク、基部が丸みを帯びていて後ろからの視線もほぼ完全にガード(?)しています。

艤装その3。
給油艦速吸艤装4給油艦速吸艤装5
給油艦「速吸」最大の特徴である飛行機作業甲板と搭載機射出用のカタパルト。
このパーツ、アームで背中のタンク基部に接続しているのですが、飛行機作業甲板とアームの接続が異常に固くて嵌めこみに苦労しました。
結局アーム側の接続用パーツが外れる事を確認出来たので、一度アームから外して無理矢理嵌めこんだ後にアームへ再接続という力技が必要でした。
というか左側の艦体艤装も含め「取り付け方法が書かれた説明書」が入ってなかったんですが、単なる入れ忘れでしょうか?
個体差でたまたまきつかっただけ、というなら良いのですがこれが標準としたらアームを破損する人が出てきそうな気がします。
飛行作業甲板の再現度はそこそこ、というか形状と飛行機移動用レール&ターンテーブルを凸モールドで再現していますが、かなり大雑把です。
射出機は旋回&俯仰が可能で、アームも横方向に稼働。

全体として最初に出た悪評はほぼ払拭出来ていてると思います。
夏場の姿勢保持に若干の不安がありますが、速吸が好きな方にお勧めです。


そしてまたも衝動買い。
5月2日スタートのイベントで実装される給油艦「神威」、確定前に思わずポチってしまいました……。
ニコモデル神威
インジェクションキットが存在せず、レジンキットですが。
艦名未公表でも僅かな特徴があれば確定は簡単なので正式発表前に神威と断定、キットを探して製作の可否を確認の上速攻で購入。
……キット単体で¥14000は結構厳しいですが、流石に神威のインジェクションキット化はないだろうしなぁ(同じ事を考えてた大鯨はキット化されちゃったけど)。

次回はGW明け前後に「金剛(1941)」を予定しています。

装甲空母「大鳳」

ブログ主は過去に熱射病でぶっ倒れて後遺症が残った為に自力制作はガンプラパチ組みレベルが限界で、保有しているキットはオークションで落札、或いは制作代行依頼を出して作って頂いたものとなりますことを予めお断りさせて頂きます。

今回の更新は日本海軍が戦争中に完成させ、実戦に参加した唯一の正規空母「大鳳」です。
「大鳳」にとって最初で最後の海戦となった1944年6月のマリアナ沖海戦時の姿を再現したものとなっています。

航空母艦「大鳳」は日本海軍の建艦計画であるマルヨン計画唯一の空母として設計・計画されました。
その任務は「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」と続く高速正規空母と同じく敵機動部隊への攻撃を第一とするものです。
最大の特徴はそれまでほぼ無防御であった飛行甲板に急降下爆撃による500kg爆弾の命中に対応可能な装甲を施した事にあります。
飛行甲板の装甲化はそれまでの正規空母の飛行甲板が全て無防御であり、30kg爆弾の直撃ですら戦闘能力を喪失しかねないという防御上の一大欠点を根本から是正する事がその目的でした。
一時はこの重防御から「大鳳は味方機動部隊より前に出て中継基地として使用する」という運用法が取られると解説されていた事もありますが、日本海軍は「大鳳」計画時に「飛び石的用法を主目的とするに非ず、従って将来の空母は皆このような重防御とする」と明確に中継基地としての運用法を否定しています。
加えて飛行甲板に重防御を施した空母が将来の主力であり、「大鳳」以降の空母は全て装甲化された飛行甲板を持つと明確に述べています。
実際には戦局の悪化等により「大鳳」の同型艦及び「大鳳改」型の建造は実施されずに終わってしまうのですが。


日本海軍が計画した新世代の航空母艦、そのスタンダードとなるはずであった「大鳳」、まずは全体から。
航空母艦大鳳全体1航空母艦大鳳全体2
航空母艦大鳳全体3航空母艦大鳳全体4
飛行甲板は装甲化されていますが、一番上は木甲板となっています。
以前は装甲鈑にラテックス(ゴム系塗料)を塗ったものとされていたのですが、近年の研究により中央船体断面図に「木甲板」の指定があること、飛行甲板で撮影された写真の発見等によって「大鳳」の飛行甲板最上部は木甲板である事が判明しました。
今回の完成品はこの新考証による姿の再現となっています。
飛行甲板の装甲範囲は前後部のエレベーター間に施されており、中央付近に近づくに従い幅が広くなり、最大幅は25mとなっています。
ちょうどレモンの両端を切り落とした形状を考えて頂ければその装甲範囲がなんとなく判ると思います。
厚さは25mm+70mmの95mmで高度700mから投下される500kg爆弾に耐えられるもの、とされていました。
この飛行甲板の装甲化は搭載機の減少というデメリットもありましたが、計画搭載定数57機に加え分解格納7機、さらに飛行甲板への露天繋止12機と合わせ戦時搭載は76機を予定しており、マリアナ沖海戦ではほぼこの搭載数を満たしています。


「大鳳」艦首。
航空母艦大鳳艦首1航空母艦大鳳艦首2航空母艦大鳳艦首3航空母艦大鳳前部飛行甲板
飛行甲板を装甲化した「大鳳」はトップヘビーを避けるために「翔鶴」型よりも甲板数を減少させており、それに伴う凌波性確保の為に日本空母として初のハリケーン・バウ(艦首部分を完全に覆う形状)となっています。
以前紹介した「瑞鶴」や「赤城」と比べるとその形状の違いが明確に判ると思います。


「大鳳」艦橋及び中央部。
航空母艦大鳳艦橋1航空母艦大鳳艦橋2航空母艦大鳳艦橋3
航空母艦大鳳艦橋4航空母艦大鳳艦橋5航空母艦大鳳艦橋6
航空母艦大鳳艦橋7航空母艦大鳳左舷高角砲1
「大鳳」の艦橋はそれまでの日本空母にない艦橋と煙突が一体化した大型艦橋が採用されています。
この艦橋構造は煙突からの排煙による気流の乱れ等が不安視され、商船改装空母「隼鷹」において実験的に先行採用の上問題が無い事が確かめられました。
外側に26度傾斜した煙突は同形式の艦橋を持つ他国空母には見られない特徴となっています。
戦局が悪化した昭和19年に完成した「大鳳」は21号電探が最初から2基装備されており、対空監視能力が強化されています。
飛行甲板側の艦橋側壁に見える、横長の黒いものは搭乗員への説明等に使う黒板です。


「大鳳」艦尾及び兵装等。
航空母艦大鳳艦尾1航空母艦大鳳艦尾2航空母艦大鳳艦尾3航空母艦大鳳艦尾4
航空母艦大鳳右舷高角砲1航空母艦大鳳右舷着艦指導灯
艦尾付近の構造は今までに紹介した日本海軍の航空母艦とあまり変わりはありません。
最後部には25mm三連装機銃2基を装備する機銃座を備えています。
また右舷高角砲の間には緑灯4個と赤灯2個からなる着艦指導灯を装備。
同装置は左舷側にも設置されています。
「大鳳」が装備した高角砲はそれまでの標準高角砲である八九式12.7cm連装高角砲から九八式10cm連装高角砲へ変更されており、「翔鶴」型に比べ搭載数は片舷1基減の6基12門となっています。
機銃は25mm三連装機銃で他の空母と変わりません。
また大きな特徴として着艦制動装置が新型の三式着艦制動装置(油圧式、制動重量6トン)を装備しており、新世代の艦攻である「流星」や艦偵「彩雲」の運用能力を持っていました。
「大鳳」以前の航空母艦は最大制動重量4トンの呉式着艦制動装置(電気式)を装備しており、この点からも本艦が日本海軍空母の新たなスタンダードとしての能力を持っていた事が判ります。

「大鳳」は昭和16年7月10日に神戸川崎重工にて起工、昭和18年4月7日に進水しました。
戦局の悪化に伴い工事が急がれ、昭和19年3月7日に竣工、あ号作戦(マリアナ沖海戦)に旗艦として臨む事となります。
しかし同海戦においてアメリカ艦隊を先に発見、第一次攻撃隊を出撃させた直後に「大鳳」は米潜水艦「アルバコア」の魚雷攻撃を受けてしまいます。
この時第一次攻撃隊として発艦していた1機の「彗星」艦爆(小松幸男飛曹長操縦)が突如海面へ向けて急降下、「アルバコア」が発射した魚雷へ体当たりを敢行し身を呈して魚雷の脅威が迫りつつある事を「大鳳」に伝えました。
しかし急速転舵するも全てをかわしきる事は出来ず0810に右舷前部に魚雷1本が命中、この衝撃により前部エレベーターが中途半端な位置で停止してしまいます。
しかし応急資材や机、椅子までもを用いて穴を塞ぎ、残された一部の艦載機を発進させる事に成功しています。
魚雷命中の後も「大鳳」は航行に支障はなく、流石の新鋭空母と皆を感心させたと言われています。
しかしこの時、「大鳳」の艦内奥深くでは航空揮発油のタンクにヒビが入り、漏れた揮発油が気化して滞留するというおよそ空母にとって最悪の状態となりつつありました。
そして敵艦隊を発見できずに戻ってきた攻撃隊を収容し始めた1432(魚雷命中より約4時間後)、「大鳳」はその艦内で突然大爆発を起こしたのです。
この爆発の引き金を引いた原因そのものは未だに不明ですが、いずれにしても艦内に滞留していた気化ガスへの引火誘爆である事は確実であり日本海軍期待の新鋭空母「大鳳」は一瞬にしてその死命を決されてしまいました。
艦内奥深くで誘爆が続き、救助の艦も迂闊な接近が出来ない状態が続き、駆逐艦「若月」等が脱出した乗員を救助。さらに駆逐艦「磯風」が停止した「大鳳」の艦尾へ接近して乗員収容に当たりました。
そして誘爆発生から約2時間後の1628、「大鳳」はマリアナ沖にその姿を消しました。


次回は未定、フルディティールアップ版の「金剛(1941)」を入手したのでそれをやるかも?

figFIX「天津風中破ver」

今回はマックスファクトリーのfigFIX「天津風中破ver」です。
figmaの派生品で、同製品では不可能な姿を固定ポーズで再現しています。

まずは全体。
天津風中破全体1天津風中破全体2天津風中破全体3
天津風中破全体4天津風中破全体5天津風中破全体6
掲題の通り、「天津風」の中破状態を固定ポーズで再現。
左足に魚雷発射管を接続、その魚雷発射管をアームで支える構造になっています。
固定ポーズだけに全体の造詣は良好で、可動が無い分手足も自然なラインに。
魚雷発射管も造詣もかなり良く出来ています。

アップ。
天津風中破UP1天津風中破UP2
身体のラインはなだらかで外見年齢相応?
制服は殆ど弾け飛んだ状態となっており、胴体上半身で隠れているのは最小限、下半身も黒いぱんつが丸見えとなってしまっています。

同じく中破状態の連装砲ちゃん(天津風用)。
天津風中破連装砲1天津風中破連装砲2
こちらの連装砲ちゃんは首(?)部分を旋回させる事が可能となっています。
本来は艤装と一体化しているのですが、史実の天津風を反映してか中破状態では一番煙突付近からもげています。
艤装側の切断部分はこんな感じ。
天津風中破UP3

上での書いた通り、史実の「天津風」は1944年1月16日、南シナ海で米潜水艦「レッドフィン」の雷撃を1番煙突直下の第二缶室に食らい、船体のほぼ半分を喪失しました(中破状態の艤装はこの状態を再現)。
しかしそれでも「天津風」は沈まず、復元性能維持の為に船体上部にある取り外し可能な重量物を撤去、破損した機械室の隔壁を補強して浸水防止と船体浮力維持に努めました。
そして漂流中に味方航空機によって発見され、二等駆逐艦「朝顔」によって曳航、サイゴンへの帰投に成功しました。
その後シンガポールへ曳航、現地工作部で仮艦首と仮艦橋を取り付け船体補強工事を実施、1945年3月に自力航行で本土へ向かう事となります。
この時の姿はwiki「天津風(陽炎型駆逐艦)」にも写真がありますので見たことがある方もいらっしゃると思います。
……艦娘に例えると「下半身のみで鎮守府への帰投を試みた」といった様相を呈しています。
何ともやるせないのはこの状態でも船団護衛の任務を与えられ、「ヒ88J」船団に参加しての本土帰投を目指したという事でしょうか。
本来ならば「天津風」が護衛されるべき状況ながら護衛兵力の不足は船体を半分喪失した同艦にも護衛兵力になる事を求めたのです。
しかしながら1945年4月6日、アモイ島沖で米軍機の攻撃を受け同島南岸に座礁、略奪目的の匪賊による襲撃を受け死傷者が発生。
曳航による離礁を試みるも失敗、「天津風」の機能回復は絶望的と判断されアモイ特別根拠地対の協力を得て可能な限りの物資・兵装の撤去を行った後、爆雷の自爆により処分されました。
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大隅4001

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