地球防衛艦隊巡洋艦

今回はちょっと予定を変更して宇宙戦艦ヤマト(さらば/2)に登場した地球防衛艦隊の巡洋艦をご紹介。
キットはDO楽DOさんのガレージキットで、ヤフオクにて落札したもの。
このキット、現在は未組立のものを入手する事が極めて困難で完成品の出品を含めてもヤフオクで年1~2回見かければ御の字という所です。
スケールは1/500で、今のところDO楽DOさんの1/500はこの巡洋艦の他に「宇宙戦艦ヤマト」「護衛戦艦アリゾナ」を所有しております。
写真が上手く撮れなかったので5枚のみ。

全体2枚。
地球防衛艦隊巡洋艦全体1地球防衛艦隊巡洋艦全体2
艦首に波動砲を装備した、さらば/2の地球防衛艦隊のスタンダードな構造。
以前の記事ではバンダイ製の完成品を紹介しておりますので、比較するのとも一興かと思います。
DO楽DOさんのガレージキットはデザイン画と違う点として、前甲板の主砲が水平で段差が付く形で2基装備されており後ろの主砲が斜めの装備ではない事、艦首下部の宇宙魚雷発射管が4連装から3連装になっている事、艦橋周囲に隠蔽式対空砲が多数設置されている事などがあります。
また後部8連装重火器が5連装になっている事、補助エンジンと思しきノズルが後部に設置されている点も元デザインとの大きな違いでしょう。

艦体はさらば/2の時期に小~中型艦の基本ともいえる紡錘形をしており、艦橋構造も比較的小さめでスマートかつ高速性を感じさせるデザインだと思います。
巡洋艦は主砲が連装3基&3連装2基で合計12門を装備しているのですが、これに加え魚雷発射管12門(元デザインでは14門)が全て艦首方向に指向可能という極めて大きな前方火力を持っています。
この設計から見る限り、同じく前方火力を重視した駆逐艦を率いて敵艦隊に突撃する事を目的としていたと思われます。
……地球防衛艦隊の基本が拡散波動砲を用いた決戦主義になってしまったようで、その火力を活かす機会は僅かに土星空域での会戦のみでしたが。


地球防衛艦隊巡洋艦艦橋地球防衛艦隊巡洋艦兵装配置
艦橋付近。
舷側から突き出た隠蔽式対空砲がこのキット最大の特徴ではないでしょうか。
上4枚の写真はフラッシュを焚いたせいか青みが強く出てしまっています。
暗いとこんな感じ↓
地球防衛艦隊巡洋艦全体3
艦首波動砲口のアップ。
やはりこの艦首波動砲こそ地球防衛艦隊のキモだと思います。
……2199だとヤマトの波動砲すら封印されているし、もし続編が出る時はどうなるんだろう、という疑問が。
正直、一番売れ線であろうさらば/2の地球防衛艦隊をバンダイが出そうとしないとは思えないんですよねぇ。
続編の話はまだ全然聞こえてきませんが、可能ならば1/1000で新生地球防衛艦隊を出して頂くためにも製作して欲しい所です(本末転倒)。

次回こそ前回の予告通り「漣」と「島風」を……。
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重巡洋艦「摩耶」と「鈴谷」

今回の更新は高雄型重巡洋艦「摩耶」と改最上型(もしくは鈴谷型)「鈴谷」です。
なお、ブログ主は過去に熱射病でぶっ倒れて後遺症が残った為に自力制作はガンプラパチ組みレベルが限界で、保有しているキットはオークションで落札、或いは制作代行依頼を出して作って頂いたものとなりますことを予めお断りさせて頂きます。

高雄型重巡洋艦三番艦「摩耶」は「鳥海」と共に開戦で高雄と愛宕が実施した近代化大改装を行う事が出来ないまま戦争に突入しました。
昭和18年ラバウルに在泊中に米空母機動部隊によるラバウル空襲に遭遇、爆撃により大損害を受けて一時は放棄も検討されましたが辛うじて機関部の一部復旧に成功、本土へ回航の後大修理が施されました。
この大修理では「高雄」「愛宕」が実施した改装の一部実施と共に対空兵装の強化が行われ、主要兵装が下記の通り変化しています(機銃は省略)。
20.3センチ連装砲5基>4基
61センチ連装発射管4基>61センチ四連装発射管4基
12センチ単装高角砲4基>12.7センチ連装高角砲6基
しかし通信機能強化の後檣移設は実施されず、同じく艦橋の小型化も実施されませんでした。
同時に改装に伴う重量増加に対する処置としてバルジを装着、最大速度が約1ノット低下して34.6ノットとなっています。

改装後の「摩耶」全体像
摩耶全体摩耶全体 (3)摩耶全体 (2)
対空兵装を強化した艦橋前。
摩耶艦橋摩耶艦橋2
以前掲載した「愛宕」と比べると艦橋周辺の違いや後檣の移設状況が判ると思います。

日本海軍の重巡洋艦は古鷹型から高雄型まで用兵側の意見を取り入れ続けた結果、大型化の一途をたどっていましたが、高雄型に続く1万トン型巡洋艦「最上」型でそれまでの際限のない大型化が反省され、一転して小型化した艦橋となりました。
「鈴谷」は1番艦「最上」、2番艦「三隈」に比べ強度改善や機関技術の発達に伴いボイラー数が10基から8基となり、船体線図も異なるなど、改最上型或いは鈴谷型とされる事もあります。
1941年、ほぼ開戦前の「鈴谷」。
鈴谷全体鈴谷全体 (3)鈴谷全体 (2)
上の「摩耶」と比べると艦橋の大きさの違いが一目瞭然だと思います。

ここからは両者を比較する意味で左側に「摩耶」、右側に「鈴谷」を。
もっとも大きな違いを見せる艦橋部分。特に「摩耶」は戦争終盤の対空兵装強化後という事もあって「鈴谷」に比べより重厚さを増していると思います。
摩耶艦橋前対空兵装 鈴谷艦橋

左舷中央部。
「摩耶」の魚雷発射管が艦橋直下両舷と2番煙突両舷に配置されているのに対し、「鈴谷」のそれは後部航空艤装付近に纏められています。
摩耶左舷中央部 鈴谷左舷中央部
これは魚雷の誘爆時に被害を極限する為に場所を変更したもので、機関部へのダメージを軽減するのが目的でした。
また、「摩耶」の煙突が前後分割式なのに対し、「鈴谷」は上部で結合しているのが外観上の違いとなります。

艦尾部分。この辺りは「摩耶」「鈴谷」ともに外観上大きな違いはあまりありません。
摩耶艦尾鈴谷艦尾

全体比較。
摩耶と鈴谷(1)摩耶と鈴谷 (2)
摩耶と鈴谷 (3)摩耶と鈴谷 (4)
摩耶と鈴谷 (5)
摩耶と鈴谷 (6)摩耶と鈴谷 (7)

次回は日本海軍どころか世界初と呼んでも良い外洋航海性能を獲得した特型駆逐艦の19番艦「漣」、そして特型から発達した艦隊決戦用魚雷戦駆逐艦の究極型である「島風」の予定です。
そのあとは今のところ更新予定は未定。
下記艦艇で希望がありましたら是非コメント欄に一言お願い致します。
戦艦:長門(長門型)
    陸奥(長門型)
    金剛(金剛型)
    フッド(ケース外装固定の為撮影は若干困難)
空母:瑞鳳(祥鳳型)
    赤城 ※紹介済み
    千歳(千歳型) ※紹介済み
    鳳翔
重巡:愛宕(高雄型) ※紹介済み
    高雄(高雄型)
    摩耶(高雄型) ※紹介済み
    鈴谷(改最上(鈴谷)型) ※紹介済み
軽巡:川内(川内型) ※紹介済み
    神通(川内型) ※紹介済み
    那珂(川内型) ※紹介済み
    夕張
    鹿島(香取型) ※紹介済み
駆逐:雪風(陽炎型)
    萩(松型)
    漣(特型) ※次回紹介予定
    島風    ※次回紹介予定
水母:千歳(千歳型)
    日進
    瑞穂
その他:間宮
     大鯨
架空:大淀(帝国の竜神様仕様:輸送巡洋艦)
    愛国丸(帝国の竜神様仕様) ※紹介済み

今後増える予定の艦
2月末:駆逐艦「天津風」 給兵艦「樫野」
3月末:駆逐艦「不知火」 軽巡洋艦「阿武隈」
4月末:駆逐艦「霞」    軽巡洋艦「北上(重雷装艦)」
5月末:工作艦「明石」  給糧艦「間宮(開戦前)」
6月末:戦艦「榛名」

航空母艦「千歳(レイテ沖海戦)」

前回の予告通り、今回は航空母艦「千歳」です。
なお、ブログ主は過去に熱射病でぶっ倒れて後遺症が残った為に自力制作はガンプラパチ組みレベルが限界で、保有しているキットはオークションで落札、或いは制作代行依頼を出して作って頂いたものとなりますことを予めお断りさせて頂きます。

千歳型航空母艦は千歳型水上機(甲標的)母艦を空母に改装したもので、1942年6月のミッドウェー海戦敗北後に空母へ改装出来る艦を片っ端から検討した結果、改装対象に選ばれました。
元々第一状態を水上機母艦、第二状態を甲標的母艦とし、有事には空母改装も前提として建造されていたので、順当な結果だったと言えるでしょう。
改装内容は瑞鳳型に準じたものとされ、公式類別上では瑞鳳型(祥鳳型と呼ばれる事が多いが、日本海軍の類別では瑞鳳型)に含められています。
最大速力は29ノット、常用搭載定数は27機で速度はそれなりですが搭載数はかなり少なく、27機の内訳は零戦18機と艦攻9機の予定でした。
商船改装空母と違い、29ノットの速度を確保出来た事もあって小型弱小ながら瑞鳳、千代田と共に第三航空戦隊を編成、マリアナ沖海戦では前衛部隊に配属され決戦に臨みましたが、日本機動部隊は大鳳、翔鶴、飛鷹を失い敗北。
第三航空戦隊は全艦無事に帰投し、第一航空戦隊唯一の生き残りである瑞鶴が編入されレイテ沖海戦に小沢囮艦隊の主力として参加。
米機動部隊の北方誘致に成功するも瑞鶴以下第三航空戦隊は4隻全てが撃沈され、日本海軍機動部隊はこの海戦を以て壊滅しました。
この模型はそのレイテ沖海戦の姿を再現したものとなっており、緑色を主体とした迷彩塗装を施された姿となっています。

航空母艦「千歳」
千歳右舷艦首千歳右舷艦尾
千歳左舷艦首千歳左舷艦尾


【参考】改装前の水上機(甲標的)母艦「千歳」
千歳千歳

艦橋クローズアップ。艦首舷側に装備された25ミリ機銃の奥が艦橋です。
千歳艦橋クローズアップ千歳左舷艦首正横
飛行甲板上に艦橋を持つアイランド型空母と違い、日本海軍の戦時改装空母は飛鷹、隼鷹を除き艦首飛行甲板下部に艦橋を持っています(信濃は正規空母扱い)。

右舷舷側に装備された対空火器。
千歳右舷対空兵装
左側より89式12.7cm連装高角砲(排煙除けのシールド付)、12cm28連装噴進砲(3基)、96式25mm3連装機銃、89式12.7cm連装高角砲(シールドなし)
こちらは左舷側をほぼ正横から見たもので、配置は右舷側と同じですが煙突が無い為高角砲の排煙除けのシールドはありません。
千歳左舷対空兵装正横より

飛行甲板俯瞰。針路を読み取り難くする為の対空迷彩が施されていますが、同時に未熟練搭乗員の着艦に必要とされた白線が入っており、実質的に無意味なものとなってしまっていたようです。
米軍のレポートにも「白線が迷彩効果を損なっている」と書かれていたそうです。
千歳飛行甲板俯瞰千歳識別符号
識別文字は「ちと」ですが、明瞭な写真が残されている「瑞鳳(づほ)」と違い、「千歳(ちと)」と「千代田(ちよ)」は識別文字が書かれていたという証言はあるものの証拠となる写真が現存していません。
ですので文字と位置は推定となります。

最後に前回紹介の航空母艦「赤城」と並ぶ「千歳」の姿を。
巡洋戦艦から改装された巨大空母と水上機母艦から改装された小型空母の大きさの違いが少しでも判るのではないかと思います。
赤城と千歳1赤城と千歳2
赤城と千歳3赤城と千歳4
現実の「千歳」は「赤城」が撃沈された後に改装されたので、両艦が並んだ姿を見る事が出来るのは模型ならではの楽しみと言えるのではないでしょうか。

次回更新は高雄型重巡洋艦で対空火力を強化した「摩耶」及び艦橋構造の比較対象として「鈴谷」を予定しております。


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