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46cm九一式徹甲弾&甲標的

友人から広島県呉市江田島の海上自衛隊第一術科学校へ所用の為行って来たとの事で、忙しい中で撮影出来た2枚の写真を更新用にお願いして送って頂きました。

DSC_0018.jpg
戦艦「大和」型用46cm九一式徹甲弾。
2万m前後の「決戦距離」において水中弾道性を重視、通常であれば海面で跳弾するかそのまま海底にまっしぐらになる砲弾を一定距離直進させることで舷側水面下への命中確率を上昇させた日本海軍の独自砲弾です。
実際には巡洋艦用九一式徹甲弾は弾の強度が不足しており、表面硬化鋼板への命中時に貫徹出来ずに砕け散るといった事例がありました。
 ※サヴォ島沖海戦で米軽巡「ボイシ」の152ミリ表面硬化鋼板に命中した8インチ砲弾が貫徹出来ず砕け散っている
戦艦用九一式徹甲弾も被帽(画像上半分の△状の部分)の取り付け強度が弱く飛翔中に脱落する事例が発生するなど、仮想(火葬)戦記では日本艦隊大活躍の元になったりする兵器ですが実際には様々な問題を抱えていた事も事実でした(戦艦用砲弾の問題は一式徹甲弾で改善)。
左側の一回り小さな砲弾は明治時代の海防艦(三景艦「厳島」「橋立」「松島」)が装備していた32cm砲弾です。


DSC_0019.jpg
特殊潜航艇「甲標的」。
「艦隊これくしょん」においては雷巡や水上機母艦の先制雷撃用装備として重宝されています。
実際の運用法も敵艦隊への先制雷撃を想定しており、甲標的母艦として「千歳」「千代田」「日進」が決戦前に敵艦隊の想定進路上へ搭載している甲標的を発進させ攻撃を加えるというものでした。
しかし真珠湾攻撃の決定によって艦隊決戦前の使用は不可能となり、変わって同作戦の港湾襲撃任務を担う事となります。
真珠湾以降もオーストラリアのシドニー港攻撃、マダガスカル島ディエゴ・スアレス港攻撃等を実施、フィリピン戦ではセブ島の基地から何度も出撃を繰り返し日本側の判定で20隻の敵艦船を撃沈撃破したとされています(米側確認被害は駆逐艦1撃沈)。
第一術科学校に展示されているのは真珠湾攻撃に投入された5艇の中の1隻で、昭和35年に引き揚げられ日本へ返還されたものです。

第一術科学校にはこのほか戦艦「陸奥」の三年式45口径41cm連装砲、駆逐艦「梨」の八九式12,7cm単装高角砲、同九二式四連装魚雷発射管、特殊潜航艇「海竜」、駆逐艦「雪風」の主錨などが保存展示されています。

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