練習巡洋艦「鹿島」(2015年3月7日改訂版)

艦これに練習巡洋艦香取型一番艦「香取」が実装されたので、2、3番艦の実装を祈念して2番艦「鹿島」の記事に一部写真を追加して改訂しました。
なお、ブログ主は過去に熱射病でぶっ倒れて後遺症が残った為に自力制作はガンプラパチ組みレベルが限界で、保有しているキットはオークションで落札、或いは制作代行依頼を出して作って頂いたものとなりますことを予めお断りさせて頂きます。

練習巡洋艦鹿島1944
「香取」型の練習巡洋艦2番艦として1938年に起工され1940年に竣工した基準排水量5890トンの練習巡洋艦で、海軍兵学校の入校生徒増加に合わせて計画されました。
艦固有の乗員以外に少尉候補生375名分の居住区を持ち、多種多様な兵器・機関を一通り扱う為に主砲として50口径14センチ連装砲2基、対空兵装として40口径12.7cm連装高角砲1基と25ミリ連装機銃2基、水雷兵装として53センチ連装魚雷発射管1基を備え、さらに射出機と水上機1機を搭載し遠洋航海中の教育訓練に過不足のないものとなっています。
この模型は1944年、対潜掃討部隊旗艦へ改装された鹿島のもので、後述の通り完成時とは兵装がかなり異なります。
練習巡洋艦鹿島1944鹿島艦橋鹿島艦橋2
艦橋周辺の兵装配置状況。
主砲の50口径三年式14センチ連装砲はそのままで、対潜掃討部隊旗艦へ改造された際に艦橋周辺を始めとして対空機銃が増備されています。

機関も蒸気タービンとディーゼルの混載という、教育に必要とされる要素が詰め込まれた艦として完成しました。
しかし本艦の就役時には国際情勢が悪化しており、候補生を乗艦させての遠洋航海は1番艦「香取」と共に行った昭和15年度のただ一回、さらに時勢を反映して日本近海のみに限定したものとなりましたが、それすらも航海途中で鹿島を第四艦隊旗艦、香取を第六艦隊旗艦へ充当する為に大連~上海航路の途中で打ち切られてしまいました。
昭和16年12月、開戦を直前にして鹿島は第四艦隊旗艦となり、同艦隊司令官である井上成美中将が乗艦しました。
後に対潜掃討部隊旗艦へと改装され、魚雷発射管を撤去し高角砲を増備、対潜能力を強化して海上護衛総隊へ編入されました。
練習巡洋艦鹿島1944練習巡洋艦鹿島1944鹿島全体

艦首
練習巡洋艦鹿島1944
艦橋から後部マスト
練習巡洋艦鹿島1944鹿島中央部1鹿島中央部2鹿島中央部兵装配置状況

煙突の両脇に八九式40口径12.7センチ連装高角砲は元々53センチ連装魚雷発射管でしたが、対潜掃討部隊への改装時に高角砲へ換装されました。
後檣周辺や射出機の周囲には25ミリ三連装機銃や同単装機銃が装備されており、対空火力がかなり強化されている事が伺えます。

艦尾
練習巡洋艦鹿島1944鹿島艦尾
広い艦尾甲板は単装機銃と爆雷兵装が装備されています。

艦橋正横。
鹿島艦橋正横
前檣に22号対水上電探と13号対空電探が装備されているのが判ります。

煙突付近正横。
鹿島煙突正横
エッチングパーツを多用しており、射出機のトラス構造や後部デリック先端の滑車などが再現されています。
特にデリック先端の滑車は1mmに満たない大きさです。

後檣付近正横。
鹿島後檣正横

基準排水量6000トンに満たない艦ながら、海外への航海が前提となる為に威容ある艦影を持ち、司令公室等も賓客をもてなす事が可能な豪華な内装を誇っていました。
鹿島は運良く大戦を生き残り、戦後は数少ない稼働艦として復員輸送の任務に当たった後に解体されました。

練習巡洋艦「鹿島」(1944)
基準排水量:5890トン
公試排水量:6300トン
全長:133.5m
全幅:15.95m
機関:タービン2基、ディーゼル2基合計8000馬力
速度:18ノット
燃料搭載量:重油600トン
航続距離:12ノット/7000海里
兵装:50口径14センチ連装砲2基4門
  :40口径12.7センチ連装高角砲3基6門
  :25ミリ連装機銃6基12門
  :25ミリ単装機銃若干
  :爆雷100個
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こんばんは~
大隈さまのブログは非常にハイクオリティな完成品と記事で、いつも目の保養をさせて頂いております。
WLは心おどるものがありますね。
今はヤマト関連のみですが、また作ってみたいです。
それにしても、艦船モデラーの方々は恐ろしいくらいのスキルをお持ちですね( ̄○ ̄;)
かくありなんと思うビギナーです。

No title

さつま様

>WL
フルハルモデルと違い、まさに「洋上の姿」なのが迫力を増す元なのかな、と思っています。
やはりフネは洋上にあってこそフネなので、本来の姿とでも言いましょうか……。

>スキル
スケールの関係もあって、どうしても細かい作業が中心になるせいでしょうね。
製作依頼or入札先は数箇所で固定されていますが、やはり艦船模型は他と比べても独特な部分が多いようです。
ビギナーとの事ですが、やはり継続は力、数をこなすことで力量は自然と上がっていくと思いますヽ(´ー`)ノ
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Author:大隅4001
艦こ関係模型やフィギュア中心のブログです。

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