特殊潜航艇母艦「日進」&水上機母艦「千歳」

ブログ主は過去に熱射病でぶっ倒れて後遺症が残った為に自力制作はガンプラパチ組みレベルが限界で、保有しているキットはオークションで落札、或いは制作代行依頼を出して作って頂いたものとなりますことを予めお断りさせて頂きます。

長い間休載状態だった某作品の再開に伴う喜びによる勢いで本日2回目の更新でございます。
今回は個人的に実装を待ち望んでいる特殊潜航艇母艦「日進」、艦これ実装済みの水上機母艦「千歳」の2隻です(千歳は画像が少ないです)。

まずは特殊潜航艇母艦「日進」、重雷装鑑「北上」を指して「狂気を感じる」と言われましたが別方向で狂気の産物と言えるのではないでしょうか……。
全体図から。
特殊潜航艇母艦日進全体1特殊潜航艇母艦日進全体2
艦首、中央部、艦尾で「ほぼ別の艦種」状態となっております。
各部を個別に見ていきましょう、まずは艦首から。

艦首。
特殊潜航艇母艦日進艦首特殊潜航艇母艦日進艦橋特殊潜航艇母艦日進艦橋2
比較的小型の艦橋は良いとして、その前に「最上」型と同じ配置で装備された14cm連装砲3基。
これだけで5500トン型とほぼ同等の砲熕兵装を持つ上、艦首方向への火力はほぼ倍となっているのが判ります。
これは「日進」が元々第一状態を敷設艦として計画していた為で、当初計画では700個の機雷を搭載する予定でした。
そして機雷敷設を目的とする「日進」が軽巡洋艦に匹敵する砲撃力を与えられたのは防御目的の機雷敷設ではなく、前線への強行敷設という「攻勢機雷戦」を行う為で、この「攻勢機雷戦」は思いっきり簡単にすると敵艦隊が出現しそうなポイント、つまり敵地近くの敵艦隊が使用していると思われる航路に機雷をばらまくというものです。
敵陣近くへ高速(日進の最大速度は28ノット)で接近し、敵艦の妨害を独力で排除しつつ機雷敷設作業を行うという極めてアグレッシブな任務を与えられたのが「日進」だったのです。

艦橋後部。
特殊潜航艇母艦日進艦橋後部
ここは本来水上機母艦として運用する場合射出機を装備する筈でした。
機銃座の横に半円形に出っ張っている部分がその名残となっています。
それが何故機銃を装備し射出機が装備されなかったかは次の中央部が理由となっています。

次は中央部。
特殊潜航艇母艦日進中央部1特殊潜航艇母艦日進中央部2
この部分は特殊潜航艇「甲標的」の搭載区画となっています。
クレーンで甲標的を釣り上げ、中央部に装備された細長いエレベーターにより艦内へ収納します(右側の画像で艦内に収容された甲標的が見えます)。
艦首部分で書いた通り、「日進」は本来敷設艦として計画されていましたが、建造途中で第二状態である「特殊潜航艇母艦」へと変更され、機雷格納庫がそのまま甲標的格納庫とされています。

続いて艦尾。
特殊潜航艇母艦日進艦尾1特殊潜航艇母艦日進艦尾2特殊潜航艇母艦日進艦尾3
艦尾甲板は水上機搭載施設及び射出機を装備しており、水上機母艦としての面が大きく出ています。
「日進」は12機の水上機を搭載し2基の射出機によってこれらを運用する水上機母艦としての能力をも持ち合わせていました。
が、艦尾そのものには観音開きの扉が設置されており、甲標的の発進口とされています。
艦隊決戦に先立ち、敵艦隊の針路上に甲標的を展開させ先制雷撃を加える。これが特殊潜航艇母艦「日進」に与えられた任務でした。

しかし1942年に完成した「日進」は上記何れの任務に付く事もなく南方において重量物輸送用の高速輸送艦として働く事となります。
特にガダルカナル島へ陸軍の96式15cm榴弾砲を輸送作戦を成功させた事は「日進」の短い戦歴の中で特筆すべき事例と言えるでしょう。
この時輸送された榴弾砲はガダルカナル島に展開する米軍を悩ませ、砲弾が払底するまで苦しめ続けたのです。
「日進」はソロモンを巡る戦いの中、ブインへの輸送作戦中に米軍機による爆撃を受け撃沈されました。

続いて「日進」の前に建造された水上機母艦「千歳」です。
似た艦容を持つのは「日進」と同じく第二状態を特殊潜航艇母艦としていた為ですが、第一状態は敷設艦ではなく水上機母艦として建造されました。
写真は水上機母艦として就役した当時の姿です。
「艦これ」の初期プレイヤーには「ちとちよの謎砲撃」で有名かもしれませんw

まずは全体から。
水上機母艦千歳全体
上で紹介した「日進」と似通った艦型ながら、艦首に89式12.7cm連装高角砲を背負い式に装備し、中央部には航空母艦への改装を見越した機銃甲板を備えた姿となっています。

続いて艦首。
水上機母艦千歳艦首1水上機母艦千歳艦首2
背負い式という配置と砲員が露出する高角砲の構造上、2番砲の前に大きなブラスト・スクリーンが装備されています。
元から敵陣近くへの強行突入を前提としていない為、対空兵装を重視したものとなっています。

艦橋は「日進」と似た構造となっています。
水上機母艦千歳艦橋

中央部。
水上機母艦千歳中央部
甲標的の搭載を前提としている為、機銃甲板の下には「日進」と同じ細長いエレベーターが装備されています(見えませんが)。
「日進」では装備されていなかった前部射出機が装備されており、水上機移動用の軌条も配置されています。

艦尾。
水上機母艦千歳艦尾
ピントがずれてぼやけていますが、艦尾は特殊潜航艇母艦への改装時に「日進」と同じく甲標的発進用のスターン・ゲートを設ける予定となっていました。
「千歳」は1938年に水上機母艦として竣工、日華事変に従軍しました。
ミッドウェー海戦の敗北により1942年6月30日に空母への改装が決定されました。
空母改装後の「千歳」についてはこちらをご覧ください

また、「日進」は1650トン、「千歳」は2750トンの他艦への補給用重油を搭載しており、高速給油艦としての側面をも持っていました。
純粋な戦闘艦艇ではない艦艇にさまざまな要素をこれでもかと盛り込み、多用途性を与えようとする(そして実際に実現させてしまう)日本海軍の特徴が凝縮した艦と言えるのではないでしょうか……。

次回は今のところ未定です。
まだ取り上げていない艦から何か選ぶ、もしくは6月末に届く予定の2品までお休みするかもしれません。
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